マルチポイント温度計について
RTDおよび熱電対センサを備えたマルチポイントアセンブリにより、低圧から高圧までのプロセスリアクタや貯蔵タンクなどの重要なアプリケーションにおいて、信頼性の高い温度測定と安全な動作が可能になります。当社の標準化されたエンジニアリング製品は、お客様の仕様に合わせて設計され、プロセス制御最適化のための詳細な温度プロファイルを提供し、プラントの可用性、効率、安全性を高めます。材質選択、機械設計、熱処理、構造技術については、製品の最適化のために最先端技術が採用されています。
製品ラインナップの説明
- 立体的な設計にフレキシブルに対応可能なセンサ(サーモウェル付き/なし)– MultiSens Flex
- リニアなセンサ配列(メインサーモウェル付き)– MultiSens Linear
- リニアなセンサ配列(ロープまたはコンジットに)– MultiSens Bundle
- 低挿入型センサ – MultiSens Slim
- 温度伝送器付き/なし
- 診断チャンバ付き/なし
- RTDまたはTC付きセンサ、iTHERM ProfileSensテクノロジーを含む
診断機能
iTHERM MultiSens Flex、Linear、Bundleマルチポイント温度アセンブリは、独自の革新的な診断チャンバ付きで、さらなる安全性と、予知保全を可能にする貴重なプロセス情報を提供します。ベーシックとアドバンスの2つのデザイン設定があります。
診断チャンバには、潜在的かつ危険なプロセス漏れを封じ込めるだけでなく、漏出イベントを分析し、タイムリーな対策や予知保全およびライフサイクル活動を計画するために使用できる、貴重な追加のプロセスデータを提供する機能も備えられています。サーモウェルの有無にかかわらず交換可能な部品を備えた柔軟な設計は、メンテナンスの柔軟性を高め、最終的にプラントのダウンタイムを削減します。
特長
- 計測システムは個々のアプリケーションに対応するように設計
- 反応槽およびタンクの直線または3次元の温度プロファイル測定
- 高いプロセス温度および圧力、腐食性測定物に対応可能な構造および材質選択
- リアクタ内のプロセス、またはタンクやサイロ内の貯蔵条件を制御するための温度プロファイルの測定と記録
- 最先端のセンサ技術により、最短の応答時間を実現
- 容易に設定可能で、世界中で使用可能
- 石油・ガス、化学、食品・飲料、石油化学の各産業におけるすべての主要なアプリケーションに対応
- 診断チャンバにより、漏れ発生時に一次シールを介してプロセスを封じ込めることができるため、安全性が向上