温度スイッチについて
優れたコスト効率、スペースの有効利用、信頼性の高い操作、簡単な設定が現代のプロセス測定技術には求められます。この温度スイッチは、あらゆる産業においてこれらの要件を完璧に満たします。プロセス温度を安全に監視するために設計されており、スイッチ出力1点または2点、あるいは、1点のスイッチ出力と1点の標準アナログ出力のいずれかを選択することが可能です。各種のプロセス接続が用意されているため、フレキシブルに使用できます。
製品ラインアップの説明
モジュール式温度スイッチの当社製品ラインアップは以下に対応:
- 伝送器およびディスプレイ付き温度スイッチ
- さまざまなプロセス接続(クランプ、メタルシーリングシステム、溶接アダプタ、APVインライン、バリベント、インゴールド、コンプレッションフィッティングなど)
- 最速の応答速度(t90=2秒)のセンサでプロセス制御を最適化
プロセスオートメーションにおいては、2つの温度測定原理が標準として確立されています。
RTD - 測温抵抗体:測定原理
RTDセンサにより、温度の変化に応じて電気抵抗が変わります。温度-200℃~約600℃の測定に適しており、高い測定精度と長期的な安定性が特長となっています。最もよく利用されるセンサ素子はPt100です。エンドレスハウザーのRTDセンサはIEC 60751精度クラスAに適合しています。
TC - 熱電対:測定原理
熱電対は、種類の異なる2つの金属が一端で接続されています。接続部と自由端が異なる温度にさらされると、ゼーベック効果により開放端で電位(熱起電力)が生じます。いわゆる熱電対参照表(IEC 60584を参照)を使用して、接続部(測定接合部)の温度を導き出すことができます。
熱電対は範囲が0℃~+1800℃の温度測定に最適です。速い応答時間と高い耐振動性がその特長となっています。
利点
- 内蔵されたスイッチングユニットにより中央分散型の経済的なプロセスの監視と制御を実現
- 長期的に安定性のある温度計
- すべての周囲温度範囲にわたって高精度かつ速い応答速度
- PCでの設定が可能