硬度、鉄、アルミニウム、クロム、ナトリウム等の測定用アナライザについて
飲料水およびミネラルウォーターの供給者、プロセス水のユーザーまたは廃水処理プラントの管理者は、消費者の健康を確保し、資本集約的な財を保護し、安全なプロセスを達成し、環境保護を最適化するために、どの物質が水に溶けているのかを正確に知る必要があります。エンドレスハウザーの硬度、鉄、クロム、アルミニウムおよびナトリウム用のオンラインアナライザはあらゆるアプリケーションにおける水質を確保します。
下の「製品ファインダへ」ボタンをクリックし、さらに「製品タイプ」等の製品フィルターで製品を絞り込むことで、金属アナライザの幅広い製品ラインナップからご希望の製品をご覧いただけます。また、「Applicatorへ」をクリックいただくと製品選定ツールへアクセスいただけます。アプリケーションパラメータから製品を選定いただける他、産業毎のプロセス図から製品を選定いただくことも可能です。
飲用水アプリケーション
飲料水、ミネラルウォーター、湧水、ボトル入り飲料水は滅菌されていなくてはならないだけでなく、美味しくなければなりません。そのため、国内外の水道当局は、クロムやアルミニウムなど人間の健康に有害な物質や、鉄やマンガンなどの水の味を損なう物質については、厳しい制限値を定めています。分析機器は、高い水質を確保するために必要な情報を提供します。
プロセス水アプリケーション
プロセス水は、全水消費量の約4分の1を占めています。プロセス水は、亜鉛メッキ、金属加工、蒸気生成などに使用されます。シリカや硬度、あるいはナトリウムによる汚染は、プラント損傷させ、重要な部品への堆積を起こす原因となります。クロムVI化合物は非常に有毒であり、どんな状況下であっても地表水に到達させてはなりません。このため、生産用の水、ボイラー給水、冷却水の効果的な監視と処理が必要になります。
液体中の金属濃度は、比色測定原理を用いて測定することができます。本ビデオでは比色測定の原理とその働きについて詳しく説明しています。
金属アナライザ 製品ポートフォリオ
エンドレスハウザーでは、下記の金属測定用アナライザを取り揃えています。
- 鉄
- 硬度
- クロム
- アルミニウム
- ナトリウム
比色測定による金属分析
比色分析は、金属が特定の波長の光を吸収または減衰するという事実に基づいています。分析すべき金属を「染色する」ために、試薬を試料に添加します。次いで、色の強度を測光的に測定します。検出器は、放射された光の強度と受信された光の強度との差を評価します。吸光度は染色された金属の濃度に比例し、予め設定された較正曲線を用いて決定されます。
利点
- エンドレスハウザーの硬度、鉄、クロム、アルミニウムの分析用機器は、標準化された比色法を使用しています。それらの測定値はラボでの結果と直接比較できます。
- 試薬および標準液:
- 硬度試薬と硬度基準液:複合測定法
- 鉄試薬:フェロジン法
- クロム試薬:ジフェニルカルバジド法
- アルミニウム試薬:ピロカテコールバイオレット法 - 金属分析に必要なすべての試薬は、十分な保存期間を確保するために、すぐに調整できる状態で供給されます。これらの試薬には、必要な材料安全データシート(MSDS)が添付されています。
- サンプルコンディショニングシステムは、廃水処理のすべての段階で確実なサンプル調整を実現します。空気、水、またはクリーナーでの自動バックフラッシュ機能を備えています。
- Liquiline システム CA80 アナライザには、最大4つのMemosensセンサを追加することができるため、より詳細なプロセス概要を得ることができます。追加の測定デバイスは必要ありません。