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概要

空気分離装置(ASU)向けのプロセス計装

空気分離装置(ASU)は、空気を窒素と酸素に分離します。このプロセスでは、低温での気体の沸点の差を利用した低温蒸留が行われます。ASUはアンモニア合成用の窒素を供給し、以降の工程において、この窒素がリアクタ内でグリーン水素と結合します。 安全性のリスクを最小化しつつ、運用を効率化し、高品質な産業ガスを回収するには、高精度なプロセス測定機器が欠かせません。

パラメータ

重要なプロセスパラメータ

コンプレッサ内の圧力を確実に監視

理想的な吸入状態を維持し、圧力の低下や変動によるコンプレッサの損傷を防ぐには、圧力の監視が不可欠です。

高精度な温度測定

正確な温度測定により、窒素、酸素、およびアルゴンの効率的な液化と効果的な分離が可能になります。

リボイラー内の液体レベルを監視

安定した操作には、気化のための液体を十分に確保する必要があります。リボイラー内の液体レベルを確実に監視することで、損傷を防止します。

圧力測定

Endress+Hauserの圧力伝送器でコンプレッサの安全性を維持

動作条件が過酷なASUコンプレッサ内の圧力測定には、多くの課題が伴います。10 MPaを超えることも珍しくない高圧下では、特殊なセンサが必要となります。コンプレッサの動作によって生じる圧力の脈動や振動は、センサの損傷や読み値のずれの原因となります。Cerabar PMP71Bには、以下の特徴があります。

  • 堅牢性および長寿命性
  • 機器の状態ステータスのシンプルな表示 - 診断メッセージの検出で、表示が緑から赤に切り替わる
  • エラーのないSIL設定および機器のガイド付きプルーフテストによる体系的なエラーの減少
温度測定

堅牢な温度センサによりプロセス安全性を向上

ASUの蒸留塔での温度測定には、低温環境特有の課題が存在します。低温環境ではセンサドリフトや校正の問題がより顕著になるため、精度と安定性の維持が困難です。iTHERM TM131には、以下の特徴があります。

  • エラー表示付きの2つ目のプロセスバリアにより、重要な健全性ステータス情報を提供
  • iTHERM StrongSens:優れた耐振動性(> 60g)でプラントの高い安全性を確保
  • 国際認証:ATEX、IECEx、CSA C/US、NEPSIに準拠した防爆仕様
レベル測定

ガイドレーダレベル計による信頼性の高いレベル測定によりリボイラーの効率を向上

ASUの蒸留塔のリボイラー内の温度測定には、低温環境および混相流による課題が伴います。従来のレベルセンサでは極低温により精度が低下するとともに、液体と蒸気の層が混在することで読み値が不正確になるおそれがあります。Levelflex FMP54による特殊なレベル測定には、以下の特徴があります。

  • 測定物の特性やプロセス条件が変化しても信頼性の高い測定を実現
  • 新しいマルチエコートラッキング評価による最高の信頼性
  • IEC 61508(最高SIL3)に準拠するハードウェアおよびソフトウェアの開発

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注釈

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