キーワード、オーダーコード、製品コード、またはシリアル番号で検索してください(例:「CM442」や「技術仕様書」)
2 文字以上を入力して検索を開始してください。

濃縮槽の最適化による生産コスト削減

統合オンラインモニタリングで濃縮器の性能を向上

濃縮器の重要な測定ポイントすべてから収集されたデータを簡単にモニタリングできるので、プラントの可用性やプロセスの安全性の向上、またエネルギー削減にも役立ちます。

©Endress+Hauser

特長

  • アンダーフロー密度が55%から60 ~ 66%にアップ

  • 利水が向上

  • 鉱滓に含まれるシアン化物が減少

  • CTDビーチ角度が0°から2°に増加

  • 鉱滓貯蔵容量が大幅に増加

お客さまが抱えている課題

濃縮槽のプロセスには、その実行状況を示す主要なパフォーマンスインジケータが多く存在しており、それらすべてを正確に、高い信頼性のもとで測定する必要があります。油圧、層高さ、層質量は、アンダーフロー密度、アンダーフロー速度、オーバーフロー清澄度、乾燥固形物の流量とともに、重要な測定ポイントとして挙げられます。お客さまの課題は、これらすべてのデータのモニタリングおよび制御を行って、効率的な濃縮プロセスを実現することです。

エンドレスハウザーのソリューション

濃縮プロセスで最高の結果が得られるように、濃縮器の効率を最適化する統合パッケージを提供しています。主要機器(プロソニックT FMU30、プロマスF 200、セラバーM PMC51、プロマグ55S、リキラインCM44x、タービマックスCUS71D、オービパックCPF81D、インデュマックスCLS50D、オキシマックスCOS51D)は、推奨される組み合わせで使用することが重要です。また、包括的なサービスポートフォリオを活用して現場でサポートを提供し、お客さまのプラントの可用性を確保します。

レベル計、圧力計、流量計

  • プロソニックT FMU30超音波レベルセンサがレーキ高さを測定、制御

  • セラバーMがレーキトルクをモニタリング

  • プロマスF 200またはD-マスコリオリ流量計が層塊量に基づいて凝集剤を注入

  • リトラクタブル洗浄ホルダ付きセラバーM PMC51が層塊量をモニタリング

  • プロマグ55SとガンマパイロットMがアンダーフロー、スラリー密度、固形物濃度を測定

分析用計測機器

  • リキライン変換器CM42(2線式、2センサ入力)または

  • リキラインCM44x、最大8台のセンサ(層レベル4台+その他4台)

  • タービマックスCUS71D水中超音波レベルセンサ、洗浄ホルダ付き

  • タービマックスCUS51D粒子沈降速度センサ

  • オービパックCPF81D pHセンサ、CYA 112取付ホルダ付き

  • インデュマックスCLS50D電極式導電率センサ、硫酸濃度測定用

  • オキシマックスCOS51D、生物学的分離タンク内の酸素濃度測定用

アプリケーションの詳細 1

レーキのトルクおよび持上げ:油圧レーキ駆動装置に関しては、アンダーフローポンプの低速運転や排出口の詰まりといったプロセスの問題点をモニタリングするために、油圧を測定する必要があります。これにより、停止またはレーキの持上げによるトルク低下が行われます。
層高さ:層高さから沈殿層の位置が分かるので、層高さは、選び出されることが多く最も価値の高いパラメータです。このフィードバックが分析され返送されて、凝集剤のグラム/ トン値の固形物流量設定点が変更されます。

アプリケーションの詳細 2

層質量の上昇を感知する圧力伝送器により、濃縮槽内の沈殿固形物の量が報告されます。センサを排出円錐部内に取り付け、アンダーフロースラリーポンプ速度を制御することにより、層質量を一定量に保つことができます。スラリー媒体に接触するセンサ表面は、研磨粒子に対する抵抗力を持っていなければなりません。また、付着物には粘着性があるので、定期的に洗浄しなければなりません。

アプリケーションの詳細 3

アンダーフロー密度:固形物の最終的なパーセンテージを制御するために、非破壊原子密度計をアンダーフロー排出口の配管に沿って取り付けます。アンダーフロー密度は、安定運転を維持したり濃縮槽の排出口が鉱滓で詰まるのを防いだりするうえで重要なパラメータです。
アンダーフロー速度:容積式インライン流量計は密度計との連携が可能であり、廃棄される鉱滓スラリーの総量に対する乾燥固形物の質量流量を示します。

アプリケーションの詳細 4

オーバーフロー清澄度:品質保証管理と、水の透明度の最終確認のために、濁度センサが固体粒子の残留をモニタリングします。

乾燥固形物の流量:凝集剤注入制御ループのフィードフォワード信号として使用するために、1組の原子密度計とインライン流量計を取り付けることができます。これにより、単に層レベルや層塊の変化に反応するのではなく、乾燥固形物の流入予想に基づいて凝集剤注入を予測することができます。

オーバーフロー清澄度:

品質保証管理と、水の透明度の最終確認のために、濁度センサが固体粒子の残留をモニタリングします。
乾燥固形物の流量:凝集剤注入制御ループのフィードフォワード信号として使用するために、1組の原子密度計とインライン流量計を取り付けることができます。これにより、単に層レベルや層塊の変化に反応するのではなく、乾燥固形物の流入予想に基づいて凝集剤注入を予測することができます。