生産能力の倍増に成功
Remat Chemie社に高度なオートメーションプロセスをもたらす専門知識と緊密な協力
エンドレスハウザーとRemat Chemie社は緊密に協力し、液体化成品から成分を分離する生産プラントを2008年に建設しました。順調な成長により再び拡張が必要となり、高さ18メートルの分留塔を持つ新プラントが建設されました。エンドレスハウザーは本プロジェクトの計装およびプロセス制御を担当しました。高度な計装機器と通信テクノロジを備えたこの新しいプラントによって、Remat Chemie社の生産能力は倍以上に拡大しました。
リサイクルおよび再生：廃棄物の85パーセントを再使用可能。
改善された点
エンジニアリングフェーズからの緊密な協力によって、システムの最適化および時間とコストを削減しました。
カスタマイズされた制御ソフトウェアおよびプロセス視覚化によりRemat社の要件を完全に満たしました。
FieldCareソリューションがシステムから正確な情報を24時間いつでも提供します。
計装機器を安全なインターネット接続経由で遠隔監視できます。
エンドレスハウザーは計装、エンジニアリング、設定における理想的なパートナーです。
Remat Chemie B.V.
お客様の課題
従業員は3シフト制で作業しており、多様な種類の生産に会わせて異なる設定が常に必要となります。制御システムと広範な計装機器の組合せが重要な役割を果たすため、Remat Chemie社とそのパートナーの緊密な協力がプロジェクト達成に大いに貢献します。
遠隔で最大限のプロセス情報を取得するため、計装機器はPROFIBUS経由で制御キャビネットに接続されています。
エンドレスハウザーのソリューション
Remat Chemie社はエンドレスハウザーに、同社施設の計装機器とプロセス制御エレメントの装備を委託しました。
エンドレスハウザーは、エンジニアリングフェーズの配管設計および機器プロセスフロー図の作成からプロジェクトに関わりました。
エンドレスハウザーは、計装機器と制御のすべてを開発、設置、初期設定しました。
Remat Chemie社のニーズに適合した制御ソフトウェアおよびプロセス視覚化：分留と在庫管理が画面上で安全に監視できるようになりました。
最初から緊密な協力関係
ATEX防爆環境のため、またプランニングエラーを避けるため、エンドレスハウザーは配管設計および機器プロセスフロー図作成の初期フェーズから参加を依頼されました。
巧みなゾーンシステムが作成されました。ゾーン2環境にできるだけ多くの制御コンポーネントを配置することで、追加ATEX防爆施設の余分な費用を最小限に抑えました。最終的に、エンドレスハウザーは制御システムを4つのキャビネットに分散しました。これにより熱分配も向上し、ケーブル配線を節約できました。
カスタマイズされた制御ソフトウェア
新しい分留塔のために特別な制御プログラムが作成されました。エンドレスハウザーは、PLCパネル用のHMIと、ATEX防爆ゾーンでの操作向けに現場に2つの画面も作成しました。貯蔵タンクのレベル計は、在庫管理システム経由で充填率を確認できます。さらに、流量、圧力、温度、バルブ位置およびポンプ操作などが視覚化され、オペレーターはプロセスが正常に作動しているかどうかを一目で判断できます。
設置および初期調整
すべての機器はPROFIBUSを使用して配線され、FieldCareを通して接続されているため、機器情報の遠隔取得が容易です。「エンドレスハウザーは、まるで我々の肩越しから見るかのごとく、安全なインターネット経由で機器を確認することができました。それは初期フェーズで特に役立ちました」とオペレーションマネージャーのMark van Aerle氏は語っています。