Endress+Hauserの超音波流量計は、クランプオン技術のすべての特長を備えており、お客様が抱える課題に対処できます。Prosonic Flow W 400およびProsonic Flow P 500には、お客様の測定作業に真の付加価値をもたらす製品機能が追加されています。詳細をご確認ください。
利点
- 最大限の柔軟性 – FlowDCにより、必要な上流側直管長がわずか2 x呼び口径に短縮されるため、限られたスペースや流れの障害のすぐ近くでも機器を設置して使用可能
- 信頼性の高い測定結果 – クランプオンセンサにより、圧力、密度、腐食性液体などのプロセス条件の影響を受けることなく測定でき、さまざまな配管材質に適合
- 長期的に安定した運転 – メンテナンスフリーのカップリングパッドにより安定した信号品質を保証し、Heartbeat Technologyによりプロセスの中断なしに機器検証を実施

最短の上流側直管長
独自のFlowDCファームウェア機能により、超音波流量計の設置に必要な上流側/下流側直管長を通常15 x 呼び口径からわずか2 x 呼び口径にまで短縮できます。FlowDCにより、常に規定の測定性能を確保できます。クランプオンセンサは、ベンドパイプ、伸長パイプ、パイプレデューサのすぐ近くに設置できます。これにより、プロセスプラントの計画作成において最大限の柔軟性が得られます。

測定に関する最高の独立性
クランプオンセンサは、配管の外側から非接触的に設置できるため、金属、プラスチック、GRP、複合材料などの配管材質に適合します。計測技術は、さまざまな液体に対応しており、圧力、密度、導電率、粘度などの影響を受けません。このようなすべての条件や幅広い配管径、液体、チューブ材質に対して最適な信号品質を確保するために、超音波センサはさまざまな周波数で使用できます。

プロセスの把握を最適化
診断、検証、監視用のHeartbeat Technologyは、プラントの可用性向上に役立つセンサとプロセスの包括的なデータを提供します。これを使用すると、プロセスの変化の有無を判断して必要な対策を検討できます。これにより、検証作業を軽減し、プロセスを最適化して適切なメンテナンス計画を作成できます。たとえば、Heartbeat Monitoringは液体内の付着物、気泡、固形分などを検知できます。

一目でわかる設置品質
機器の設置後に適正な設置品質が確保されているかどうかを確認するために、弊社のクランプオン式計測システムでは、機器ステータスを取得することができます。取付位置を最適化するために、信号強度、信号対ノイズ(S/N)比、音速が表示されます。これらの値から設置ステータスが以下のように示されます。
- 「良」(最適化の必要なし)
- 「許容範囲」(測定性能は十分ですが、可能な場合は最適化してください)
- 「不良」(最適化が必要)
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幅広いアプリケーションに対応
優れた柔軟性と上記の機能により、クランプオン製品ラインナップは、各種産業の幅広い測定アプリケーションでお客様を強力にサポートします。特に中断が許されないプロセスにおいては、多くのメリットをもたらします。たとえば、冷却水/飲用水/プロセス水の監視、漏れ検知、故障した流量計の代替測定などが可能になります。水力発電所では、クランプオン技術は大口径の水圧管に使用されています。

アプリケーション事例:タービンの最適化
水力発電所では、タービンの効率を測定して最適化するために、水圧管内の流量の正確なバランスを求める必要があります。課題:呼び口径最大4000A(160")、流量80 m3/s以上、非接触型の測定が必要。この課題に対処するには、大口径および広い流量範囲に対応し、コスト効率が高く、メンテナンスフリーの計測システムであるFlowDC機能付きクランプオン製品ラインナップが最適です。