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トータル113GHzのレベル計ポートフォリオ

80GHz マイクロウェーブ式レベル計

20m離れた場所でも1mの放射範囲 80Aアンテナで放射角3°を実現した80GHzレーダー

マイクロウェーブ式レベル計はレベル測定のために空間にマイクロ波を放射しますが、放射したマイクロ波のエネルギーのうち50%が集中する部分を放射角と呼びます。この放射角は小さければ小さいほどマイクロ波の放射範囲が小さくなりますが、放射角を小さくするためにはアンテナのサイズを大きくする必要があります。
80GHzレーダーは80Aアンテナで放射角は最小で3°を実現しました。これは20m先の測定物に対して1.05mの放射範囲となります。
26GHzレーダーの放射角では難しかったタンク内径が小さいアプリケーションや障害物の多い場所にも使用可能です。

利点

  • 測定物の腐食性、粘性に依存しない非接触レベル測定が可能

  • 80Aアンテナで放射角3°、20m先で1mの放射範囲なのでタンク内径の小さい測定場所や障害物の多い測定場所にも使用可能

  • 優れた指向性で最大測定範囲125mを実現、比誘電率の低い粉体も確実に反射を検出

80GHzレーダーの利点① ~放射角が小さい~

80GHzのマイクロ波は波長が短く指向性が高いため、26GHzのレーダーレベル計と同じアンテナサイズで放射角を小さくすることが可能です。
26GHzでは80Aアンテナで放射角は10°ですが、80GHzでは80Aで放射角最小3°を実現しました。
放射角が小さくなると測定レンジに応じたマイクロ波の放射範囲をより狭い範囲に集中させることができます。
マイクロ波の放射範囲が狭くなるとタンク内の障害物に当たらずにマイクロ波が放射されるため、障害物からの反射が少なくなり、測定物からの反射を検出しやすくなります。
今までのレーダーでは困難だったタンク内径の小さい場所でのレベル測定や障害物が多い場所でのレベル測定でも80GHzレーダーであれば、影響を最小限にして測定が可能です。

80GHzレーダーの利点② ~指向性が高いため反射効率が高い~

80GHzのマイクロ波は波長が短く指向性が高いため、26GHzと比較して反射効率が高くなります。
反射効率が高くなるため、比誘電率の低い測定物でも26GHzレーダーと比較して測定可能範囲が長くなります。
粉体のレベル測定においては、粒径の小さい粉体や比重の軽い粉体などは比誘電率が低いため、測定レンジが長くなると26GHzレーダーでは反射を検出することが困難な場合もありますが、80GHzレーダーは反射効率が高いため、安定して反射を検出可能です。

80GHzレーダーレベル計 ラインアップ

  • FMR60:液面測定用80GHzレーダーレベル計のスタンダードモデル

  • FMR62:40Aの接続や腐食性、サニタリ性を要求される液面測定用80GHzレーダーレベル計

  • FMR67:低い比誘電率や測定レンジの長い粉体測定用80GHzレーダーレベル計

  • NMR81:保税タンク対応80GHzタンクゲージ用レーダーレベル計

HistoROMによるデータ管理がレベル計の効率的な運用、運転を可能とします。

80GHzレーダーの特長について、こちらの動画でご確認頂けます。

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