Martin Raab
Head of Public Communication and Group Media Spokesman, global
長年にわたりEndress+HauserグループのCEOを務め、2014年から監査役会の会長を務めてきたDr Klaus Endressが75歳の誕生日を迎えました。既報のとおり、彼は年度末をもってファミリー企業への積極的な関与を終えます。ただし、彼は株主として、またエンドレスファミリーカウンシルの議長として、グループとの緊密な関係を保ち続けることとなります。
Klaus Endressは、1948年12月9日、創業者Dr Georg H Endressと妻Aliceとの間に8人兄弟の2番目の子として生まれました。生産工学を学び、米国で働いた後、1979年に父親の会社に入りました。1995年、Klaus EndressはCEOに就任し、約20年にわたってEndress+Hauserグループの発展を推進してきました。そして2014年に監査役会に異動しました。
今日にいたるまで、会社の大部分の業績はKlaus EndressがCEOのときに達成されたものです。CEO時代には、販売と製造の分離および的を絞ったアプローチ、統一されたIT構造の導入、事業の国際化、「地域のために地域から」の理念に基づくグローバルな製造の確立などに取り組みました。グループを順調に発展させることができたのは、このようなすべての取組みのおかげです。
Klaus Endressは、常に企業文化に細心の注意を払っていました。責任感と忠誠心は基本となる価値観です。彼にとって、価値観に基づく企業経営は、経済的成功を持続するために欠かすことのできない要素です。彼は、起業家ファミリー内でもこの原則を守っています。現在では、ファミリー憲章によって家族と会社の関係性を定義し、若い世代を事業に採用して、75人以上にも及ぶファミリーの団結を強化しています。
Klaus Endressは、政治、教育、文化、ビジネスにも積極的に取り組みました。彼は約30年間、故郷であるReinachの自治体でリベラル派のFDP党に所属していました。2005年から2018年まで、Basel大学の大学審議会でBaselland州の代表を務めました。2019年、経済学部が彼の献身的な取組みを評価して彼に名誉博士号を授与し、同年にBasel地域の発展に貢献したことが評価されました。
2008年から2017年まで、Klaus Endressはドイツ南西部の1,000社以上の中小企業が参加する業界団体であるWVIBの会長を務めました。彼の退任後、ドイツのFreiburgにあるAlbert Ludwig大学は、このスイス人起業家を名誉上院議員に任命しました。さらに、ドイツ連邦功労十字勲章も受章しました。
年度末をもって、Klaus Endressは会社への積極的な関与を終えることになります。将来的には、ファミリーを代表して第3世代にあたるSandra GengeとSteven Endressが監査役会のメンバーになる予定です。
Klaus Endressは、株主およびファミリーカウンシルの議長として、今後も当社と緊密な関係を保ち続けていきます。そして妻と2人の成人した子供とより多くの時間を過ごすことを楽しみにしています。また、彼は愛犬のマヤを連れて出かけ、自然の中で乗馬やマウンテンバイクを楽しむことも大好きです。
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Martin Raab
Head of Public Communication and Group Media Spokesman, global