Martin Raab
Head of Public Communication and Group Media Spokesman, global
工業プロセスエンジニアリングのための計装機器、サービス、ソリューションの分野で世界をリードするEndress+Hauserは、Single Pair Ethernet System Allianceとの提携を発表しました。この戦略的提携により、お客様のデジタル化のニーズに応え、オートメーションの未来に投資するという当社の取り組みをご紹介いたします。
SPEは、特に食品・飲料産業やライフサイエンス産業にとって画期的なものです。SPEは、広範囲な防爆エリアの必要の無い高度に自動化されたプロセス環境において、さまざまなメリットがあります。たとえば、高速かつ大量のデータ伝送、データと電源の両方を2芯のケーブルによってのフィールドレベルで実現するなど、イーサネット接続の長所が活かされます。機器の設定プロセスは、容易な配線と接続により簡素化されます。
さらに、イーサネット経由で他のシステムをフィールドレベルで接続できるようになったため、オートメーションピラミッドの概念が平坦化され、シームレスな統合と相互運用性が促進できます。インテリジェントなフィールド機器からのデータは、上層のアプリケーションで直接処理できます。これにより、機械設計の最適化、連結性の向上、総合設備効率(OEE)の改善が可能です。このような理由から、SPEはIIoT(製造業におけるIoT)に対応可能な、オープンでコスト効率に優れ、将来性のある技術としての真価を証明しています。
Endress+Hauserは、お客様のデジタル化の取り組みをお手伝いいたします。Single Pair Ethernet System Allianceに参加することで、企業はオートメーションの未来を共に切り開こうとするメンバー信頼を示すことができます。お客様は、SPE System Allianceのメンバーとの事業を推進することにより、相互運用性のメリットを受けることができます。
約75社のメンバーがSPE製品の最大規模のエコシステムを構築しており、お客様に選択の自由をご提供しています。Endress+Hauserがこのパートナーシップに参加することで、ノウハウと専門知識が共有され、優れたソリューションを提供する道が開かれます。
デジタル化に関する知識や能力向上の機会をお客様にご提供し、SPEのあらゆる長所を実感していただけるよう、Endress+Hauserは現在、SPEを使用したフィールド機器の製品ラインナップ拡大に取り組んでいます。明確な目標となっているのは、Endress+HauserのEthernet-APL対応機器に相当する、調和のとれた製品ラインアップをご提供することです。
もう1つの工業用イーサネット技術であるEthernet-APLと比較した場合、統一された接続性と認証コンセプトがSPEにおいても不可欠であることが示されています。接続の確実性によって、多様な業界のお客様が、適切に機能するデータハイウェイのメリットをより柔軟に享受できるようになります。
Single Pair Ethernet System Alliance (singlepairethernet.com)の詳細については、こちらをご覧ください。
ファイルサイズ: |
7.1 MB |
ファイル名: |
Endress_Hauser_Single Pair Ethernet.zip |
Martin Raab
Head of Public Communication and Group Media Spokesman, global